【ガソリン車の廃止に関する意識調査】あなたはどっち派?廃止に否定的な意見が多いのはなぜ?

「ズバット」を中心とした比較サイトを展開する株式会社ウェブクルーは、車所持者を対象に、「ガソリン車の廃止」に関する意識調査を実施しました。

ガソリン車の廃止に関する意識調査

欧州連合(EU)は電気自動車の普及に関して、2035年までにガソリン車(ディーゼル車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車を含む)の新車販売を禁止する方針を進めてきました。

しかし、2023年3月25日、環境にやさしいとされるカーボンニュートラル燃料(例えばe-fuelなどの合成燃料)で動くエンジン車に限り2035年以降も販売を許可するなど、これまでの方針に一部変更を加えることを発表しました。この変更はエンジン車の利用を継続させることになり、一部ではこれが次世代自動車(電気自動車(EV)、バッテリー式電気自動車(BEV)など)の普及を妨げるのではないかという懸念も生じています。

その一方で、日本でも2035年までにガソリン車の新車販売を禁止する方針であるものの[1]、EUと異なりハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は対象外です。このような国内外の動きに対して、車の所有者はどのように考えているのかを明らかにするため、ウェブクルーがガソリン車の廃止に関する意識調査を実施しました。

■2035年にはガソリン車の新車販売が禁止に。どのくらい認知されている?

「将来的にガソリン車やディーゼル車の新車販売が禁止されることを知っていますか?(単一回答)」と質問したところ、『知っている(60.5%)』『知らない(39.5%)』という回答になりました。

一方で、具体的な禁止時期についてはどの程度知られているのでしょうか。

前の質問で「(将来的にガソリン車やディーゼル車の新車販売が禁止されることを)知っている」と回答した617人に、「ガソリン車の新車販売禁止について、具体的な時期としては2035年を目標としていることを知っていますか?(単一回答)」と質問したところ、『知っている(56.7%)』『知らない(43.3%)』という結果になりました。

また、ガソリン車の新車販売禁止についての認知度と、興味がある車種をクロス集計し、それらの関連性を調査しました。

■ガソリン車の新車販売禁止を知っている人が、興味を持つ車種とは?

▼ガソリン車の新車販売禁止を「知っている」と回答した56.7%(617人)が興味を持っている車種
・ガソリン車(27.6%)
・ハイブリッド車(36.5%)
・ディーゼル車(4.7%)
・バッテリー式電気自動車(12.2%)
・プラグインハイブリッド車(11.8%)
・水素自動車(2.1%)
・燃料電池自動車(2.3%)
・その他(2.9%)

▼ガソリン車の新車販売禁止を「知らない」と回答した43.3%(403人)が興味を持っている車種
・ガソリン車(53.1%)
・ハイブリッド車(30.0%)
・ディーゼル車(2.7%)
・バッテリー式電気自動車(6.9%)
・プラグインハイブリッド車(3.5%)
・水素自動車(1.2%)
・燃料電池自動車(0.7%)
・その他(1.7%)

将来的にガソリン車の新車販売が禁止されることを知っている人は「ハイブリッド車」「バッテリー式電気自動車」「プラグインハイブリッド車」などの次世代自動車に興味を持っている傾向があり、環境意識の高さがうかがえます。

それに対し、ガソリン車が販売禁止になることを知らない人は「ガソリン車」に興味を持っている割合が一番高く、「ハイブリッド車」「バッテリー式電気自動車」「プラグインハイブリッド車」などの割合は、ガソリン車の新車販売禁止を知っている人の割合よりも低い結果となりました。

■EVに関する懸念点・期待できる点

「EVに関して懸念点があるとしたら、どのような点を挙げますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『車両価格が高い(54.0%)』と回答した人が最も多く、『充電に時間がかかる(38.5%)』『充電スポット・水素ステーション等の不足(36.8%)』が続きました。

上記以外の結果は以下のとおりです。
・購入できる車種の選択肢が少ない(15.9%)
・電力供給不足や電気代の高騰(14.5%)
・特になし(7.4%)
・エンジン音が楽しめない(3.8%)
・整備工場の不足や修理の長期化(2.2%)

「EVに関して期待できる点があるとしたら、どのような点を挙げますか?(上位3つまで)」と質問したところ、『環境負荷が少ない(40.6%)』と回答した人が最も多く、次いで『電費の良さ ※ガソリン車でいう燃費のこと(35.5%)』『補助金や減税などの優遇措置(31.1%)』が挙がりました。

上記以外の結果は以下のとおりです。
・非常用電源としての活用(23.0%)
・特になし(17.7%)
・加速の速さ(8.6%)

■ガソリン車やディーゼル車の廃止に関しては、約2割が肯定的、約4割が否定的と意見が分かれる

「あなたはガソリン車廃止の動きに賛成ですか?反対ですか?」と質問したところ、『賛成(22.9%)』『反対(37.8%)』『どちらとも言えない(39.3%)』という結果になりました。それぞれの理由についても詳しく聞きました。

■ガソリン車廃止に賛成?それとも反対?それぞれの理由とは
【賛成】
・整備を進めてくれるのであれば、環境に良いこともあり賛成です(20代/女性/自営業/愛知県)
・環境への影響を真剣に考えるきっかけになるから(30代/女性/公務員/群馬県)
・未来の地球環境を守るためには必要だと思うからです(40代/男性/会社員/神奈川県)
・いつまでも化石燃料があるわけではないので(50代/男性/会社員/岩手県)

【反対】
・まわりに充電スポットがないのでガソリン車しか選べません。車を買い替える頃に充電スポットも増えて種類も多ければEVにしてもよいかなとは思います(20代/女性/会社員/岡山県)
・環境問題が叫ばれているけど電気は火力発電で作られているので意味がないのでは?(30代/男性/会社員/埼玉県)
・ガソリン車に比べ電気自動車がどれだけ環境にやさしいのか、いまいち理解できないから(40代/男性/会社員/京都府)
・家計がカツカツなのに他の選択肢がまったくないというのは反対。例えば、軽自動車のように初期費用が安く済みランニングコストも低価格なタイプの電気自動車があれば賛成するかも(50代/女性/パート・アルバイト/京都府)

【どちらとも言えない】
・時代の流れ的には仕方がないのかもしれないけどガソリン車=環境に悪い、EV車=環境に良いというのは納得できません(30代/女性/無職/栃木県)
・ガソリン車のメリットデメリットと電気自動車のメリットデメリット、両方あってどちらか一方が悪いわけではないと思うから(30代/女性/パート・アルバイト/岐阜県)
・いずれ石油は底を尽くため、ガソリン以外の車両に変更しなければならないのはわかるが、車両製造が追いつかないのでは。それに価格が高いので買えない人が多いと思う(50代/男性/会社員/愛知県)
・廃止時期によるのでは?いずれは廃止すべきだと考えるが、時期が早すぎると対応が困難になることも考えられる(50代/男性/会社員/神奈川県)

本調査結果の全容は「ズバット 車買取比較」https://www.zba.jp/car-kaitori/cont/column-20240207)にてご覧いただけます。