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2019年06月20日

令和の今こそ知りたい!平成の名車
33セドリック/グロリア【短期連載⑧/8回】 

平成から令和へ。例え時代が移ろっても、名車は名車であることに変わりない。そこで、不定期連載で、平成という時代を彩ったセダンを独自の視点で解説していく。

33セドリック/グロリア【平成7年6月DEBUT】

最終回の今回は、33セドグロをご紹介。31系、32系と、立て続けにヒットを飛ばしたセドリック/グロリア。その流れに乗って投入されたのが、この33系。

これまでは「打倒クラウン」を掲げて、イケイケの勢いで攻め続けてきたセド/グロだったが、33系は32系のビッグマイナー版とでも言いたくなるほどのコンサバ路線を選択。

丸4灯のグランツーリスモ、角2灯のブロアムという2本立て構成はそのままに、ノーズを若干スラント化。ボディサイズはひと回り大きくなったが、40ミリ伸びたホイールベースはフロントタイヤの位置が前方に移動したことによるもので、リアシートの広さは32系と同等だった。

ちなみに、コンサバなスタイルはセド/グロに限った話ではない。バブル時代の完全な消滅や、お台場での都市博中止に象徴される深刻な景気停滞ムードの高まりにより、この時期に登場したクルマには派手さを抑えた倹約・節約型デザインが多く見受けられた。

先述の通り、外観は徹底的にキープコンセプトとした33系だが、内装は大幅なリニューアルを実施。「絶壁インパネ」と長年言われ続けてきたインストルメントパネルは高級車らしい適度な曲面造形となり、クラスを問わず標準装備化が進みつつあったカーナビには、マップを航空映像風に立体描写するバードビュー機能を「世界初」採用。

最高出力270馬力のトップグレードを筆頭とした、当時最新鋭のVQエンジンが中心のラインナップも話題となった。

大好評を博した32系の正常進化版ということから安定した代替需要にも支えられ、一定の成果を挙げた33系だが、不可解だったのは2年後に行なわれたマイナーチェンジ。

通常、後期モデルが登場すると、後期ルックにコンバートさせる前期ユーザーが出てくるものだが、33系はその傾向がほとんど見られなかった。

というのも、後期モデルは内外でライトの直径や形状を変えたり(グランツ)、せっかくキレイに一体化されていたバンパーコーナーのランプ部分からウインカーをはじき出したりと、「?」マークがつく処理が多分に見受けられたから(ブロアムに関しては後期の方がまとまりが良いようにも思える)だ。

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令和の今こそ知りたい!平成の名車。いかがでしたか。
セルシオ、32セドリック/グロリア、32シーマ、14クラウン、14マジェスタ、14アリスト、20セルシオ、33セドリック/グロリアを独自の視点で振り返りました。まだまだお伝えしたい平成の名車が目白押し。それはまたの機会に!


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