走行税ってなに???

走行税

4月12日、NHKが「車の税金が変わる? 1000キロで5000円? 走行税の実態は」という記事を出し、物議を呼んでいる。

その内容は、自動車の税金の抜本的な見直しを検討している政府・与党が、その1つの案として掲げた「走行税」についてだ。

この走行税とは、自動車で走った距離に応じて税金が課される仕組み。この制度を導入している国もある。例えばニュージーランド。金額は車種ごとに細かく決められているそうだが、最低でも1000キロ当たり68NZドル、日本円にして約5000円だ。

そもそも、なぜ、日本で走行税なんていう話が持ち上がっているのか。それはハイブリッド車の増加が関係しているそう。

今の自動車の税金は、「使用する燃料」や「車の保有」を基準に課税されている。ハイブリッド車の普及によって「使用する燃料」は減り、カーシェアの普及によって「車の保有」も減る。

このままでは、自動車の税収が急速に落ち込む。だから、政府・与党は新たな課税システムを作ろうとしているわけだ。

早ければ、今年の冬以降、走行税を含めた自動車税制の見直し議論が始まるそう。

しかし、そんなことをすれば、若者たちの車離れが加速するのは目に見えている。また、生活に車が欠かせない地域に住む人たちや、車の運転が仕事の運送業者など、税負担が重くなる可能性がある人たちからは、すでに強い反発があるそう。どうなる、日本の車税!?

NHK(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190412/k10011881941000.html