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2018年04月28日

自動運転について正しい知識を身につけよう!

日進月歩の動きを見せる自動運転技術。メーカー各社がしのぎを削り技術開発に努めていますが、現段階で「自動運転車」と呼ばれるクルマのほぼ全ては、明確には自動運転と呼べないということをご存じでしょうか? 自動運転は搭載される技術によって、レベル1〜5まで分けられていて、現在レベル2まで市販車に採用されています。そのレベルの違いについて詳しく学び、来るべき時代に向けて自動運転について正しく理解しましょう。

 

自動運転レベル

まずこちらが、自動運転レベルの指標となる表。これは国際基準でアメリカの「米国自動車技術会」が定めています。レベル2までは厳密には「運転支援」の範疇で、レベル3以降が本格的に「自動運転」と呼ぶに相応しい機能が搭載されます。全体を掴んだところで、それぞれのレベルについて詳しく見ていきましょう。

 

レベル1

ハンドル操作、もしくは加減速のどちらかをサポート

車線のはみ出しを検知するとハンドルを補正するシステムや、先行車との距離を一定に保つ、いわゆる「クルーズコントロール」など運転支援システムがレベル1に該当します。慣れ親しんだ技術ですね。

例:ホンダ センシング

レベル2

ハンドル操作と加減速の両方をサポート

ハンドル操作とアクセル・ブレーキの両方をシステムが制御します。例えば高速道路上での渋滞時に、走行レーンを維持したまま一定の間隔を保持。そして停車時に前の車の動きを検知し、自動で発進します。運転のストレスもだいぶ軽減されます。現在レベル2が公道車での最高水準となっております。

例:ニッサン プロパイロット、スバル アイサイト

レベル3

特定の条件下において、すべての操作を自動化。緊急時にはドライバーの対応が必要

高速道路など特定の条件下で、周りの走行状況や自らの挙動、操作をシステムが制御。この段階でようやくドライバーはハンドルやアクセル、ブレーキに触れることなく走行が可能になります。ただ突発的な状況変化には対応できず、ドライバーは運転席に必ず座っていなければいけません。なお昨年の東京モーターショーにてアウディ新型A8にレベル3(トラフィックジャムパイロット)を搭載させたことが話題になりました。しかし現在の日本の法律では公道走行が認められていませんので、その真価を発揮することはできないでしょう。法整備が整うのは2018年以降と言われています。今後の動きに期待です!

例:アウディ トラフィックジャムパイロット

レベル4

特定の条件下において、全ての操作を自動化。緊急時の対応も必要としない

レベル3同様、特定の条件下で全ての操作をシステムが請け負いますが、レベル4では緊急時の対応も自動運転システムにゆだねます。ドライバーが運転操作する必要は一切なくなります。

レベル5

あらゆる状況において、操作を自動化

場所、時間問わず全てのケースで自動運転システムが制御。いわゆる完全自動化となり、ドライバーは運転から完全に解放されます。もはやドライバーという言葉すら相応しくないでしょう(笑)。例えば読書をしたり、テレビを見ながら個人の時間を過ごすことができるようになるのです。まさに夢の車ですね。

 

ここまでざっと自動運転のレベルについて学んできましたが、現状はレベル3が公道走行の限界という状況。各社は2025年頃の完成を掲げてレベル4の開発を進めています。つい先日は国会で自動運転の責任の所在のありかたについて、公式見解を発表しました。周りの環境が自動運転に合わせて整備されてきている印象ですね。ますますの事業活発化に期待が持てます。
今後の自動運転業界に要注目です!

 


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