SUVのパイオニアRAV4がモデルチェンジ!!

RAV4

 

米国で3月30日に開催されたニューヨーク国際自動車ショーにて、新型RAV4が世界初披露されました。シーンを選ばないクロスオーバーSUVのパイオニアとして1994年に登場したRAV4は、今や全世界累計812万台を販売するトヨタの主力車種として成長しました。5代目となる新型は、「SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WDを開発コンセプトに掲げ、オーナーの新たなライフスタイルを切り開くクルマを目指しています。TNGAプラットフォームや新型E-Fourの採用など、トヨタの先進技術を詰め込んだ新型RAV4。その詳細に迫ってみましょう。

 

 

SUVらしい「力強さ」に「洗練さ」を融合したスタイリング

デザインコンセプトは「Adventure&Refined」。「ワクドキ感」を高めるオフロード性能や多用途ユース(Adventure)を想起させるデザインを重視しつつも、都市部での走行にも似合う洗練さ(Refined)を併せ持つスタイリングを実現しています。

RAV4
RAV4

 

エクステリアのデザインポイントは以下の3点。
・ボディのワイドスタンス化
・タイヤの大径化(19インチ)
・最低地上高のアップ

RAV4
RAV4

アッパーグリルとロアグリル双方を台形形状としたフロントグリルや、切れ長のヘッドライト、リアコンビネーションランプ周辺からバンパーにかけて台形形状を強調したリアのスタイリングにより、ワイドかつ安定感のあるスタンスを演出しています。また、黒色に統一したボディ下部や多角形状のホイールアーチもポイント。地上高の高さを強調することで、足元を力強く見せているんです。


トヨタ提供

 

 

RAV4

インテリアでは本格SUVを想起させる機能性と上質感を両立させています。水平基調のインストルメントパネルや幅広く骨太なセンターコンソールにより、良好な視認性と膝のホールド性を両立した快適かつ安心な空間を実現。SUVらしさを感じさせる硬質な素材だけではなく、人の手が触れやすい箇所にはソフトパッドを配置することにより、メリハリのある構成となっています。

 

 

最新のエンジンと安全システムを搭載

RAV4

エンジンは、アクセルを踏み込んだ際のレスポンスと加速性能を大幅に向上させた「Dynamic Force Engine(2.5L)」を設定しているほか、ガソリン車の上級グレードには新開発の4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」をトヨタ車で初採用。前・後輪の左右駆動力を路面状況に合わせて最適に制御する「トルクベクタリング機構」を搭載することで、優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮します。またハイブリッド車にもトヨタ車初採用の「新型E-Four」を設定。電気駆動の後輪の最大トルクを従来比1.3倍に増加させ、走行状態に合わせて適切に後輪にトルクを配分。高い走破性と優れた安定性を実現してくれます。
もちろん第二世代の「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。車輌や歩行者が目の前に現れた時に衝突を回避、または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」やカメラで認識した道路標識をディスプレイに表示させる「ロードサインアシスト」など、事故を未然に防止する最新の安全装備が盛り込まれています。

 

 

 

米国では日本に先駆けて、2018年末頃(ハイブリッド車は2019年)に販売開始が予定されています。日本での販売は2019年春頃になる模様。SUV業界を牽引してきたトヨタ、ひいてはRAV4の躍進から目が離せません。