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2017年12月29日

今さら聞けない、前後期の違いシリーズ・6 【トヨタ・30系アルファード&ヴェルファイア編】その2

ついに正式発表(発売は2018年1月8日)となったトヨタ・30系アルファード&ヴェルファイアですが、パッと見て判る外観の違い以外にも、前期との違いは大小多数存在します。今回は前回ご紹介しきれなかった、その他の部分をピックアップ。すでに多くの媒体で指摘されているメジャーポイントはもちろん、K’SPEC NOWだけが指摘するマニアな違いまで、大小いろいろな変更点をご紹介します!

 

【変更① 内装・パネルカラー】 標準・エアロボディ、エグゼクティブラウンジすべて変更

インパネ形状、デザインは変更がありませんが、コクピットやドア内張りに施されたパネル色は、すべて新色・新柄に変更されています。写真はその一部だけですが、前期では最上級のエグゼクティブラウンジ(以下EL)、標準ボディ、エアロボディと、合計3種類のパネルがありましたが、後期ではすべて刷新すると同時に、ELのみ、標準ボディ用は「ブラウンオリーブ・アッシュパール木目調」という焦げ茶系の色柄に、同エアロボディ用は「シルバー木目調」(写真)の2種類がありと、合計4種類が存在します。


↑「シルバーウッド」はエグゼクティブラウンジのエアロボディ専用、「メタルウッド」はエアロボディの専用です。ちなみに標準ボディ専用は「メタルブラウンウッド」という暗めの茶木目、ELの標準ボディ用は先述した「ブラウンオリーブ・アッシュパール木目調」となりました。

標準ボディ用の「メタルブラウンウッド」、エアロボディ用の「メタルウッド」はともに、下地にホログラムフィルムが敷かれ、光が当たると玉虫色が透けてくる特殊処理がされています。前期ではエアロボディだけで採用されていましたが、後期では標準ボディもホログラム処理されているんです。

 

またEL専用の2つの色柄は、前期30系ではじめて採用された「3Dプリント」技術によるもの。インクを積み重ねた、立体的に見える特殊フィルムを金型にセットして成型したもので、よりリアルかつ深みのある仕上がりに(写真下)。ELだけの特別な処理です。

 

【変更② 内装・シート表皮&カラー】 ホワイトのナッパレザーシートがオプション設定!

シートの基本的デザインは前期と同じですが、素材、色、背面&座面のシートセンターのデザインがそれぞれ変更されています。もっとも違いがわかりやすいのは、最上級「エグゼクティブラウンジ」(EL)のシートが、前期よりもさらに上質な本革となる「ナッパレザー」に変更されたほか、前期ではなかったエアロボディの追加にあわせ、「ホワイト」カラー(写真)が選べるようになりました。ELはこれまで通りブラックが基本色となり、EL標準ボディがフラクセンと呼ぶベージュ、エアロボディがこのホワイトと、それぞれ専用色のオプションが用意されています。


↑写真はエグゼクティブラウンジで選べる3色のシートカラー。Elでは、カラーだけでなく、後期から縦に2つのボーダーラインが入る専用デザインに。色だけでなく、ひとめでELとわかる個性が与えられています。

ちなみに、「ホワイト」レザーはとくに汚れが気になると思いますが、表面を特殊加工し、汚れが拭き取りやすくなっているそうです。

 

【変更③ 内装・メーターカラー】 色で識別できるグレード専用メーター採用

情報が掴みやすいオプティトロンメーターは、デザインは前期とほぼ同等ながら、色を刷新。前期でもガソリンやハイブリッドなど、3種類ありましたが、後期ではご覧の4パターンに進化。色の違いもより鮮明となっており、エグゼクティブラウンジはゴールド、ハイブリッドは前期に近いブルーですが、水温計や燃料系もブルーになるなど、より鮮明となりました。一方ガソリンはエアロボディが赤、標準ボディがグレーに。


色は好みが大きく分かれる部分だけに、メーター優先でグレードを選ぶ方もいるかもしれません。

 

【変更④ 機能・トヨタセーフティセンスほか】 先進安全装備ほか、セーフティ機能も充実

後期の大きな変更点が「トヨタセーフティセンス」の搭載ですが、これはトヨタ自動車のサイトや各媒体で頻繁に取り上げられているため、あえてこの場では細かくは触れませんが、搭載により見た目で変わった点は、ずばりルームミラー奥。新たに単眼カメラを内蔵するユニットが装備され、それに伴い、レインセンサーの位置(下段右写真の、左側にある縦のユニット)も変更されています。


↑前期にもカメラはありましたが、それはオートマチックハイビーム用。後期のカメラでは白線や歩行者、自転車など、カタチや大きさを認識する力が優れた、より安全性に特化した仕様となる、まったくの別物です。


【トヨタセーフティセンスのほかにも、こんな違いも】

BSM
最上級エグゼクティブラウンジ標準、そのほかはオプションで追加できる、前期にはない注目の機能が、この「ブラインドスポットモニター」(BSM)。リアバンパーに埋め込まれたセンサーが斜め後方を走る後続車を一定距離内で検知すると、ドアミラーに警告灯を表示します。

デジタルインナーミラー
BSMと同じくエグゼクティブラウンジで標準、他オプションとなるのが「デジタルインナーミラー」。通常の鏡を使うルームミラーモードと、デジタルモードを切り替えて使えるもので、例えば後席に荷物や人が乗っていて後方確認がしにくい場合は、デジタルモードで視界を遮ることなく安全確認ができる、日産車など、国産車に続々と採用されているミラーが搭載されています。ちなみにデジタルインナーミラー用のカメラは、写真の赤丸部分にあります。

 

 

【変更⑤ 機能・エンジン&サスペンション】 3.5LユニットがレクサスGS同型へ!

ある意味今回のマイナーチェンジで最大の変更点となっているのが、エンジンです。ガソリンエンジンは前期同様2.5Lと3.5LのV6があり、排気量だけを見れば後期も同じです。しかし、うち3.5Lはユニット自体がそっくり変わっており、「2GR-FKS」と呼ばれる、トヨタブランドでは初搭載となる新エンジンに換装されているんです。トヨタブランド初とはつまり、レクサスにはあり、同機はGS350で搭載実績があります。

換装により燃費も、前期9.5㎞/L → 後期10.8㎞/Lと上昇です。

パッと見でわかりませんが、エンジン換装に伴いフューエル、インテーク、エキゾースト、クーリングなど、エンジンに影響するパーツも軒並み変更されています。エキゾーストに関しては、どの程度の変更かは不明です。

ちなみに組み合わされるミッションも、前期6ATだったものが8ATとなっています。

意外に見過ごされているのが、サスペンション。全車全グレードでダンパーが前後ともに変更されました。減衰力をさらに適正に発揮させるための新型バルブを採用した新作に換装。ボディ剛性を高める接着剤の利用範囲を広げるなどの改善もあり、さらに快適な乗り心地となっています。

 

【変更⑥ ルームランプ】 ヘルプネットボタンが標準装備

じつは1列目天井にあるマップランプが、ユニットごと変更されています。
最大の違いは、中心の黒いパネル部分の先端に、緊急時にハンズフリーで通話ができる「ヘルプネット」のスイッチ(赤い救急車風のマーク部分)が標準で付くこと。

これは全グレードに標準装備されているDCMと呼ぶ通信システムで、万が一エアバッグが作動した際、自動でセンターへ接続。警察などへ連絡が難しい場合は、オーナーにかわって通報してもらえる緊急サービスです。DCMは前期までエグゼクティブラウンジを除き一部車だけでオプション追加できる機能でしたが、後期からは全車標準となっています。

前期でもヘルプネットスイッチはエグゼクティブラウンジや、Tコネクトナビ装着車でないと装備されず、装備されてもスイッチの位置は、後期とは正反対の小物入れ側であるなど、仕様が違います。

 

【変更⑦ 快適系】 UVカットガラスの搭載範囲が拡大したほか、前席にもベンチレーション機能が追加に

前期まではフロントと、前席左右だけだったUVカットガラスが、後期から、それに加えて2&3列目、バックドアガラスまでフルに採用。後席乗車での紫外線、赤外線をしっかりカットできるようになっています(エグゼクティブラウンジのみ標準)。

エグゼクティブラウンジの2列目のみだったベンチレーション(シート送風機能)が、後期から、フロントシートにも装備されるように。一部廉価グレードを除き、大半のグレードで標準装備となった点も大きな違いです(下の写真右は、2列目での起動イメージ)。

 

 

【変更⑧ 照明系】 廉価グレードのセンターロアボックスにも変化が

エアロボディと標準ボディのそれぞれ最廉価グレードでは、前席のコンソールがシフトまわりから独立したシンプルな仕様となっています。その場合、シフトノブがあるセンターパネルの根元に、ロアボックスが標準装備されますが(写真の矢印部分)、じつは前期ではこのボックスを開けると照明が付いていたのですが、なんと後期ではその照明が廃止されています。

 

【変更⑨ 省燃費系】 アイドリングストップ機能の標準搭載率が拡大

前期ではガソリン車の2.5Lの4WDにしか標準装備されず、オプションでもガソリン2.5Lの2WDしか追加できなかったアイドリングストップ機能が、後期からオプション含めガソリン全グレードで標準、またはオプションで追加できるように変更されています。

 

 

【番外編 カラー】 超激レアな違いが、アルファードグリルの色!

前後期の違いとは少し異なる、コネタを最後に。後期のアルファード純正グリルは、エアロボディ、標準ボディでデザイン上の違いはありませんが、じつは、な、なんと「色」が違います。写真の矢印部分などにあるベースの黒いパネルですが、エアロボディは濃い黒に対し、標準ボディは若干薄い黒(濃いグレー)と、微妙に色が変わっています!!

 

 

K’SPEC NOWの過去のこちらの記事もぜひご覧下さい!

今さら聞けない、前後期の違いシリーズ・5 【トヨタ・30系アルファード&ヴェルファイア編】

【30系アルファード&ヴェルファイア後期】賢く買うならこんな手も!

 

 


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