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2017年12月11日

前後期の違い・その3 【30系プリウス編】

自分の愛車って、街角で見掛けたあのクルマって前期? それとも後期? なんて聞かれても「え・・・」となって答えられません(泣)では、クルマ好きとしてはちょっと恥ずかしいですよね。かといって人に聞くのも・・・、なんていうアナタに贈る目利き講座第3弾。今回は稀代のハイブリッドカーであり、カスタムベースとしても根強く支持されている先代の30系プリウスです!

 

【前後期・目利き所】 30系プリウス

【前期】2009年(平成21年)5月〜2011年(平成23年)12月

【後期】2011年(平成23年)12月〜2015年(平成27年)12月

 

注目① 【フロントバンパー&ロアグリル】

30系プリウスは、ミニバンのように標準やエアログレードという棲み分けは明確にはありませんが、前後期でフロントバンパーが変わっています。前期はナンバーまわりのロアグリル面積が狭く、後期は台形状になるなど、パッと見のワイド感がアップしています。

 

注目② 【ヘッドライト】

パッと見の形状に変化はないように見えますが、前期はハロゲンとLED、後期はそれに加えHIDからも選べるなど、点灯方式で形状が違います(前期には純正HIDが存在しません)。ハロゲン仕様は基本同じとされますが、LED仕様は前後期でポジションの形状が異なるためひとめで判ると思います。

LED仕様ではポジション灯が前期バルブでしたが、後期からはそのポジション灯もLEDに変更となり、バルブだけの交換ができなくなっています。ちなみに後期から登場のHID仕様もポジションはLEDですが、ハロゲン仕様は前後期ともに通常のバルブになっています。前期の一部にあった、青みがかったレンズの着色は後期で廃止されています。

 

注目③ 【ウインカー&フォグランプ】

ある意味、もっとも前後期の違いが大きい特徴が、ウインカーとフォグまわりです。前期ではフォグとウインカーがご覧の通り同列のスクエアな形状でしたが、後期からフォグはロアグリル内に移動。ウインカーレンズの形状も大きく変更されているため、一目瞭然です。

フォグランプは、バルブ型式とW数、材質が前後期で違い、前期H11・55Wガラスに対し、後期ではH16・19W樹脂に。そのため、W数の強い灯体を入れるとフォグのレンズ自体が溶け出すこともあるので注意しましょう。ちなみにフォグのレンズサイズは前後期で同じです。

 

注目④ 【テールレンズ】

テールレンズは外側の大きさは前後期ともに同じとされますが、内部のレイアウトやデザインが変更されています。灯体の並び純は、上から「スモール&ブレーキ」→「ウインカー」→「バック」→「反射板」の順序は変わりませんが、後期はスモール&ブレーキがご覧の通りL字風の縦型に変更されています(赤いライン部分)。

後期レンズにあるスモール&ブレーキとウインカーの間の部分には、灯体が入っておらず点灯しません(【写真】赤い矢印部分)。
ちなみに寒冷地仕様では、右側レンズのバックランプが赤いバッグフォグとなり、通常のバックランプは左側だけです(前後共通/【写真】緑の矢印部分・前期の写真は助手席ですが、バックフォグは運転席側に入ります)。

 

注目⑤ 【ドアミラーウインカーレンズ】

見過ごされがちな違いが、ドアミラー下に装備されるウインカーレンズレンズ。大きさ自体は同じなものの、灯体が前期はLEDなのに対し、後期は電球にグレードダウンされています。電球でありながら灯体だけの交換ができないため、球が切れた場合はレンズごとの交換になるとの情報もあるようですヨ。

後期プリウスのドアミラーウインカーレンズは、後期登場の約半年前に登場した40系プリウスαと形状が同じとされます。40系デビューのときに、すでに電球にグレードダウンされているようで、前期がライトがバー状に光ることに対し、後期は端しか光りません(泣)。

 

注目⑥ 【シートカラー】

前期プリウスは、「ミディアムグレー」と「アクア」という、濃淡の違う単色のグレーが2色のみに対し、後期からは黒を基調のブラウンとブルー系の「ツートーンシート」がオプション化。ツートーンは後期にしか設定がないんです。

 

注目⑦ 【ハザードボタンカラー】

パッと見でもすぐに判る違いは、ハザードボタンのカラー。前期が黒ベースに赤×白の△印に対し、後期はベース(地色)も赤。△印が白抜きとなり、直感的に判りやすくなっています。

 

注目⑧ 【ハンドルボタン】

ハンドルを握りながら、オーディオの選曲や音量調整、エアコンの温度調整などが行える左右の丸ボタンも、じつは前後期で違います。前期ではボタンが横組でしたが、後期では縦組へ変更されています。スッとスムーズに指を動かせるように、レイアウトが変更されているんです。

ボタンの操作位置を示す「タッチトレーサーディスプレイ」のメーター内表示も、横から縦に変更されています。

 

注目⑨ 【ドリンクホルダー】

前席左右の間には、大型コンソールが全車に装備されます(最廉価Lグレード除く)が、それも前後期で違います。前期ではコンソールのフタをあげないと、中のドリンクホルダーが使えない「密封式」なことに対し、後期はコンソール手前に常時ホールドできる「オープン式」に変更されているんです。前期ユーザーから「使い勝手が・・・」と、評判がイマイチだった模様です!

 

注目⑩ 【ほかにもこんな場所に違いが!】

そのほかにも変更点は多数あります!
ざっと羅列するだけでも、こーんなに!!

●近接通報装置追加(停止ボタン新設)●15インチホイールの意匠変更●レインセンサーによる雨滴感知式ワイパー採用●スポット溶接箇所の最適化●メーター表示一部変更●エアクリのインレット部形状変更●THS-Ⅱに緊急停止機能追加●ブレーキペダルのストロークセンサー変更●エアコンパネル意匠変更●ナビ11年度仕様へ変更●アクセサリーソケットの配置変更●ボディカラーの追加・変更●インナーハンドル等の意匠変更●遮音材・吸音材追加●シートヒータースイッチ変更●自動防眩ミラー採用●前席に電動パワーシート採用ほか 多数

写真は後期で変更された「フロアブレース」。左右にある△形状の補強パーツの形状が、前後期でじつは微妙に変更されています。

 

プリウスをもっと知る、過去の歴史はコチラの記事でご確認を!

http://kspec-now.com/2017/10/09/1365/

 

 


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