K'SPEC NOW

How To

2017年10月09日

2017年10月でトヨタ・プリウスは生誕20年です!

世界初のハイブリッドカーとして広く認知されている、もっとも有名なクルマ、プリウス。通算4世代めまで進化したプリウスは、今年2017年に誕生からちょうど20年になります。トヨタ&レクサスのハイブリッドカーの世界販売台数はすでに1000万台を越えているものの、その内のなんと400万台がプリウス1車種で占めると言われています。プリウスとは一体どんな歴史を辿ってきたのでしょうか!? 進化の足跡を辿ります!

 

【初代/10系/1997(平成9年).12.10〜2003(平成15年).8.31】

21世紀に間に合った、初代プリウスはセダンタイプ!

車輌価格
215万5000円〜227万円(初登場時)

10モード燃費
28.0㎞/L

SPEC
★全長×全幅×全高(㎜)/4275×1695×1490★ホールベース(㎜)/2550㎜★定員/5人★重量/1240㎏★排気量(cc)/1496★最高出力(ps/rpm)/58/4000★最大トルク(㎏m/rpm)/10.4/4000

初代10系は、世界初の”量産”ハイブリッドカーとして誕生(1997年10月発表、12月発売)。既存ガソリン車の約2倍の低燃費性と、1/2のCO2排出量を実現した名実ともにエポックなクルマです。2000年からは海外輸出も開始されました。現在のプリウスとの大きな違いは、駆動システムにもありますが、目立つ部分ではそのボディ。初代は、トランク部のある3ボックスのセダン形状でした。初代からドラッグの少ないエアロダイナミクス形状にこだわった結果、燃費に直結する空気抵抗値(Cd値)を、スポーツカー並の0.30まで引き下げています。燃費も発売時は28.0㎞/Lでしたが、最終的に31.0㎞/Lまで進化しました。

特徴的なセダンボディ。アルミホイールの上に専用カバーを被せる構成は初代から。

 

メーター類を中央に集中させた、センターレイアウトをいち早く実践。シフトはコラム式。

 

【2代め/20系/2003(平成15年).9.1〜2009(平成21年).5.17】

システムを大幅進化させつつ、現在につながるトライアングル形状に

車輌価格
215万5000円〜257万円(初登場時)

10モード燃費
35.5㎞/L

SPEC/プリウスSの場合
★全長×全幅×全高(㎜)/4445×1725×1490★ホールベース(㎜)/2700㎜★定員/5人★重量/1250㎏★排気量(cc)/1496★最高出力(ps/rpm)/77/5000★最大トルク(㎏m/rpm)/11.7/4200

4ドアセダンから5ドアハッチへとボディを大きく変更した、現在まで続く「トライアングルモノフォルム」となった2代目。全長×全幅拡大とひとまわり大きくするとともに、ハイブリッドシステムをTHSからTHS-Ⅱへ変更。モーター出力を50%上げるなど、見た目&機能性ともにパワーアップしました。Cd値は0.26へさらにダウン。自動でハンドルを回して駐車をアシストする、「インテリジェントパーキングアシスト」を世界で始めて実用化しました。そのほかにも、プッシュボタンでエンジンをON/OFFでき、キーを使わず施錠解錠できるスマートエントリーなど、現在当たり前となっている機能が数多く搭載されています。その完成度の高さから、3代目移行後でも、一時期ではありますが、営業車ユースとして新型30系と並行して販売されていました。

現在まで続くハッチバックスタイルは、2代目から。ボディサイズ、ホイールベースも拡大とひとまわり大きくなった。

 

通気口部のパネルを縦にバランス良く配置と先進的なデザインと注目されたコクピット。

 

【3代め/20系/2009(平成21年).5.18〜2015(平成27年).12.8】

爆発的にヒットし、ここから多くの派生モデルも誕生

車輌価格
205万円〜327万円(初登場時)

JC08モード燃費
38.0㎞/L

SPEC/プリウスLの場合
★全長×全幅×全高(㎜)/4460×1745×1490★ホールベース(㎜)/2700㎜★定員/5人★重量/1310㎏★排気量(cc)/1797★最高出力(ps/rpm)/99/5200★最大トルク(㎏m/rpm)/14.5/4000

史上もっとも売れた3代目プリウス。ボディサイズは僅かに大きくなるものの、Cd値は0.25へダウンとさらなるエアロ形状となりました。システムの小型や配置の見直しでさらに広くなった、室内空間も見所です。2.4L並の出力を発揮する1.8Lエンジン+モーターを搭載したほか、軽量化のためにボンネットやバックドアをアルミ製とするなど、素材も厳選。マグネット式の初心者マークが、バックドアに固定できないことが話題(!?)になったことも。政府が行ったエコカー減税や補助金制度により販売台数を飛躍的に延ばし、ドレスアップのベースとしても高い人気を誇っています。2011年にはワゴン版のプリウスαと、コンパクトのアクア、スポーツコンプリートカーG‘s(ジーズ)を、2012年にはプラグインハイブリッドのPHVを追加するなど、バリエーションも多彩です。

天井を一部へこませて空気の流れを良くするなど、空気抵抗を減らすこだわりが細部に実施。天井の頂点部も20系よりも後ろに下げられています。

 

コクピット感の高いフロントまわりですが、20系同様、軽量化のためにプラスチックが多用されたため傷が付きやすいなど、一部のユーザーからは不評も買いました。

 

オプションで用意された天井のソーラーパネル(京セラ製)。天井から電気を採り入れ、ファンを回し、停車中でも車外へ効率良く空気を放出できる、高い機能も注目されました。

 

【4代め/50系/2015(平成27年).12.9〜】

ボディ構造、足まわりを刷新し、走りもイケるプリウスへ!

車輌価格
242万9018円〜339万4145円(初登場時)

JC08モード燃費
40.8㎞/L

SPEC/Eの場合
★全長×全幅×全高(㎜)/4540×1760×1470★ホールベース(㎜)/2700㎜★定員/5人★重量/1310㎏★排気量(cc)/1797★最高出力(ps/rpm)/98/5200★最大トルク(㎏m/rpm)/14.5/3600

低重心化を追求し、リアサスペンションを車軸式から左右独立のダブルウィッシュボーンへ刷新と、これまで後回しにされてきた感が強かった乗り心地を、飛躍的に改善した4代目。コマンドポジションの低さやハンドリングの良さに加え、洗練されたボディワークを追求した結果、Cd値は史上最良の0.24までダウン。TNGAと呼ぶトヨタの新しいクルマ作りコンセプトを具体化した、記念すべき第1弾です。30系で不評だった静粛性対策をボディ各部に施したほか、トヨタセーフティセンスと呼ぶ先進安全装備のフルスペックバーションを搭載。燃費訴求グレードのEでは、ついに40㎞/Lの大台を突破と、省燃費性も上がっています。

 

未来感のあるテールレンズも話題を集める50系。ちなみに型式となる40系は、姉妹車のプリウスαに与えられています。

 

視線移動が少なく、直感的に操作、認識できるよう配慮したコクピット。2017年に発売される52系プリウスPHVも、30系のテイストが活かされています。

 

大きな話題を集めたリアサスの変更に加え、要望が高かった4WDが登場したのも40系からです。


タグ: , ,

関連記事