自動車メーカーの顔となる デザイン・アイコンとは!? 【国産車編】

デザイン・アイコン

BMWのキドニィグリルや、アウディの縦長のシングルフレームグリル、アルファロメの楯型グリルなど、輸入車は、古くからデザインに統一性を持たせたアイコンとなる特徴を持たせていましたが、国産車でその流れが急速に強まったのはここ6、7年の話。いまでは当たり前となりつつあるデザインアイコン。知らぬはモグリともいえる、その特徴をご紹介します。

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【①レクサス】もっとも有名な「く」と「く」の挟み撃ち・スピンドルグリル

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2012年1月発売のGSから導入された「スピンドルグリル」とは、逆台形のアッパーグリルと台形のロアグリル融合させたデザインのこと。車種や時期により大きさやアレンジは異なるものの、メッキフレームで加飾し、グリルインナー部のメッシュに個性を凝らしている。オーナーにとっては洗車泣かせ(!?)という声も聞かれるほど、年々複雑化しています。

 

【②トヨタ】上下半身で2つの個性を・キーンルック&アンダープライオリティ

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近年発表されるトヨタの新型車の顔で、全体的に上半身が鋭く、フロントフェイスに占める割合が下半身のほうに重きを置いている傾向(アンダープライオリティ)にあるデザインが、キーンルックと呼ばれるデザインアイコン。エスティマ、カローラ、プリウスα、アヴェンシスほか、最近ではC-HRや70系カムリなどで見られますが、明確に導入が始まったのは2012年(平成24年)8月発売の2代目となる18系オーリスから。それは、トヨタTマークエンブレムから左右ヘッドライトまで派生するV字風の鋭い趣きと、ロアグリルの開口を意識的に広げることで表現した一連のデザインを総称したものですが、クルマに応じてその処理は微妙に異なります。例えば13系ヴィッツでは、マイナーチェンジを繰り返すごとにキーンルックのインパクトが強くなっているんです。

 

【③日産】力強く存在を歌いあげるVの咆哮・Vモーショングリル

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フロントグリルの日産エンブレムを囲むように配された、V字型(見ため的にはU字にも見える)のメッキグリルラインを指すVモーショングリルは、2010年頃から新型車、マイナーチェンジ車に矢継ぎ早に採用され始めました。スポーツカーのGT-Rやビジネス車としてのニーズが高いNV350キャラバンなどにもその対象を広めるなど、かなり広範囲に渡り採用しているものの、クルマごとに開口角度、太さなどが違うんです。

 

【④マツダ】躍動感、精悍さ、先進性を司る・シグネチャーウイング

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新時代のデザインコンセプト「魂動(こどう)」を表現する一環として採り入れられているシグネチャーウイングは、フロントグリル下から左右ヘッドライトへとかかる、翼のようなデザインのこと。近年のマツダ車の大躍進の切っ掛けとなった、もっとも顕著な成功例であり、2012年(平成24年)2月発売の初代CX-5が初搭載と思われがちですが、その約1ヶ月前に、ミニバン・ビアンテの1グレードに搭載されたのが初という意見も。その後登場した、OEMを除くオリジナルの新型、改良型にほぼ採用されていますが、ND系ロードスターだけは採用が見送られています。

 

【⑤三菱】堅牢で大胆不敵な、力強いフェイス・ダイナミックシールド

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2015年(平成27年)6月発売のアウトランダーのマイナーチェンジあわせ登場した、三菱の最新デザインアイコン。クロームメッキのカギ括弧風デザインとなる 】と【 を組み合わせた、国産車ではレクサスに並ぶインパクトと貫禄を放つ大胆なデザインと、評価する声が多いようです。現在RVRやeKカスタムに採用されており、2017年度内に発売予定の新型SUV「イクリプス・クロス」にも採用されることが判っています。海外では台湾等で販売中のコルトプラスにもすでに採用と、新星三菱を司るデザインアイコンとなっています。

 

【⑥スバル】コンサバティブだが印象深い定番の顔・ヘキサゴングリル

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大半のスバル車に採用されている六角形の、いわゆるヘキサゴングリルは、スバル車特有のものであり、他社に比べ保守的といえるほどベーシックなデザインですが、それをまた良しとするオーナーも多く長く支持されています。現在ではインプレッサなど一部となっていますが、ヘキサゴングリル内のスバルマークを挟む形で伸びる2本のガーニッシュ(スプレッドウイング)にスバルらしさを継承するモデルも。一昔前まではグリルを3ブロックで構成しスプレッドウイングを表現していましたが、現在はグリル内に組み込むよりシンプルなデザインに。スバルの起源である、中島飛行機時代に隆盛を極めた航空機の両翼が、そのモチーフとされています。

 

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